以下にお薬に関する素朴な疑問を集めてみました。
当局では老人会や婦人会などへの出前講座も行っています。お薬に関することだけではなく健康に関することなら何でもお話ししますのでお気軽のご相談ください。
処方箋の有効期限は、発効日を含めて4日間です。土日も期限に含まれますので、気をつけてくださいね。
原則として残念ながら有効期限の切れた処方せんは薬局では受け取ることができません。もし、諸事情で4日以内に薬局に行くことができない場合は、薬局に相談してみてください。
有効期限が切れてしまった場合は、もう一度受診をして処方せんを新しく発行してもらうことになります。
受診料や処方せんの発行料や、そのための時間や交通費なども二重にかかることになってしまうのです。細かく考えると、本来不必要であった医療保険財政も使ってしまうことになります。
【服用時間の目安】
①起床時:起きてすぐ
②食前 :食事のおよそ30分前
③食直前:食事のすぐ前(いただきます)
④食直後:食事のすぐ後(ごちそうさま)
⑤食後 :食事のおよそ30分後
⑥食間 :食事のおよそ2時間後
と言われています。
中でも食後の薬をよく見かけると思いますが、これは30分以内に服用していただければ構いません。時間を置くと飲み忘れてしまう、仕事などで時間がない場合には「ごちそうさま」で飲みましょう。
薬によって、服用の時間に融通の利くもの、利かないもの、時間を間違えると危険な薬があります。少しでも気になればお聞きください。薬は楽になるためなので、服用の苦労をできるだけ避けられうようお手伝い致します。
ジェネリック医薬品。みなさんの家にも市役所の通知などでジェネリック医薬品を使用しましょう!など見かけた事や、最近ではテレビコマーシャルでも見ることが増えたのではないでしょうか。
簡単に言ってしまうと、特許が切れた薬を他の会社が安く作っている薬です。安いと効きが悪いような気がしてしまいますが、これは特許切れを利用して開発費を削減しているためで、国の基準を満たして販売しており粗悪な薬と言うわけではありません。ただし、貼り薬の貼り心地が変わってしまうなどちょっとした変化がありますので、気になる際はぜひご相談ください。
お薬手帳をお持ちの方は多いと思います。
メリットは、
・薬の重複や、飲み合わせの不都合を避けることができる
・副作用やアレルギー情報を医療機関で共有できる
・旅行中や災害時に薬の過去の情報を保持できる
など沢山ありますが、このように自分を守る以外に便利な使い方があります。
それは、
・先生に伝えたい事をメモしておく
・時々出して欲しい薬に印をつけておき、受診時に先生に見せて説明する
です。いざ受診した時に先生に言いたい事を伝えられなかった、と言うのはよく聞く話です。
(もちろん薬局で相談して頂ければ先生に連絡致しますのでお気軽にお声かけください)
在宅などの患者さんからもよく聞かれる質問です。
これは薬によって様々ですので一言ではお伝えする事が難しい面があります。
現在の薬局は24時間対応(もちろんかしま調剤もです!)ですので連絡して頂くのが一番ですが、連絡がとれない状況のために簡単にまとめると、
「忘れていることに気がついた時点で1回分服用。次の服用まで近ければ1回休む。ただし血糖の薬は飲まない事!」
です。
事前にお薬手帳に対応を薬剤師に書いてもらうのも手ですね。
薬の有効期限は主に3年です(薬によっては1年や2年の物もあります)。
ただし、これは製造されてからの期間で実際には製造後に、卸さんや薬局の棚に保管されている期間がありますので、患者さんに渡ってからはおよそ1年から2年であることが多いです。頓服で時々しか飲まない薬などはお渡しする際に1年もたないものなどはお伝えすると思いますが、お聞きいただければ各々お伝えできます。
塗り薬や貼り薬には期限が書いてありますので、保管に気をつけたうえで期限まで使用可能です。
*保管する際は、直射日光の当たらない1度~30度程度で保管しましょう。
暖房の近くはもちろん、案外と冷蔵庫に保管する事で逆に薬が長持ちしないこともあります。